藤沢蒔絵とは

伝統から生まれる革新。蒔絵の歴史と藤澤蒔絵。

 蒔絵とは、主に漆器や仏具などに漆で文様を描き、金・銀などの粉を蒔(ま)きつけて再び漆を塗り、乾燥後砥いで光らせ加飾をするという日本独自の漆工芸です。その技法は十数工程にも及び、同じデザインでも色や配色により全く違う作品となり、世界に一つしかない作品になります。

蒔絵の歴史は古く、奈良時代に始まり平安時代に盛んになりました。
その後、桃山時代に来日したヨーロッパの人々を魅了し、遠く東洋からもたらされた贅沢な品として珍重され、フランス王妃マリー・アントワネットら王侯貴族は競って蒔絵を求め、宮殿を飾りました。そして陶磁器を「china」と呼ぶように、漆器は「japan」と呼ばれていました。また、江戸時代には、大名の婚礼調度をはじめ、印籠、櫛なども凝った作品が作られるようになりました。

今日に伝わる基本的な蒔絵の種類として「平蒔絵」「研出蒔絵」「高蒔絵」の3種類があります。
藤澤蒔絵では、世界遺産・国宝級の文化財の修復に用いられた岩手の浄法寺漆を使用しています。また、伝統工芸品・飯山仏壇の蒔絵制作に従事するかたわら、その蒔絵技術を生かしたアクセサリーや飾り物を制作・販売するとともに工芸体験教室も主宰。日本の古き伝統を守りながら、常に新しいものへの挑戦も続けております。

伝統工芸士:藤澤一雄

蒔絵

創業

創業は昭和25年(1950年)、初代 藤澤忠雄により信州飯山で地場産業である通産大臣指定伝統的工芸品飯山仏壇の蒔絵を始める。

信州うるし工房 彩

2代目 藤澤一雄が仏壇蒔絵から、新たに蒔絵工芸品の分野に踏み込み『信州うるし工房 彩』を開設。蒔絵アクセサリーや蒔絵体験、展示販売など進める。いろいろな分野・業種の方々と出会い刺激を受け、彩り鮮やかな感性に響く作品に生かしています。

Bi-sai

信州には世界的に評価の高い精密機械の産地である諏訪があり、平成15年(2003年)にその技術者と共同で、日本初となる純国産の蒔絵時計(Bi-sai)を発表する。その文字盤は蒔絵で表現できる繊細な技術を極限まで追求した逸品です。


岩手産浄法寺うるし

漆工芸品の世界で、原料となる漆の大半が海外の輸入品である現在、純国産にこだわる当社の作品はすべて国宝修復にも使われる浄法寺うるしを使用しています。

藤澤蒔絵

永年蒔絵に携わり、全国の先鋭の若手蒔絵師の賛同を得て次世代に受け継がれるような日常の中で息吹く作品作りに心掛け、新たな分野にも融合を試み、事業拡大のため平成25年(2013年)株式会社藤澤蒔絵を設立しました。

蒔絵とは

蒔絵
主に漆器や仏具などに漆で文様を描き、金、銀などの粉を蒔(ま)きつけて再び漆を塗り乾燥後研いで光らせる日本独自の漆工芸です。

蒔絵の種類として「平蒔絵」「研ぎ出し蒔絵」「高蒔絵」があります。
蒔絵の歴史は古く奈良時代に始まり今日に伝わっています。そして陶磁器を「china」と呼ぶように漆器は「japan」と呼ばれています。

蒔絵工芸と蒔絵時計

当社は世界遺産・国宝級の文化財の修復に用いられた岩手の浄法寺うるしを使用しております。
また、次世代に受け継がれるような身近な伝統工芸品を企画、製作、販売しています。
あなただけの逸品が一点からオーダーできます。